書こう書こうと思ってなかなか書けなかったこと

祖母が入院しています。

こんどは具合が相当悪いらしく、いつもいつも元気な顔をして「もう死ぬ」といっていた祖母が、今回ばかりは本当だというのです。
今日もお見舞いに行ってきましたが、元気だったころの面影もないくらいつらそうでした。

帰ってきてニュースを見ていたら、福山雅治さんのおばあさんを歌った曲が流れました。

うちの祖母は歌われているようなイメージの人ではなく、どちらかというとわがままで、ずうずうしい感じの人です。
それでも孫をかわいいと思ってくれていたのだという記憶が、子供のころはあんまりわからなかったけど、いまさら思い出され、なんだか悔しくてさびしい。

今年の2月に90歳目前に祖父がなくなりました。

これまで死というものに対し、漠然としていたのですが、祖父は最後に死というものを教えてくれました。
実直で偉大な祖父でした。

父方の祖父母はすでになくなっていて、まだ子供だったのであまり理解もできず、しかたがなかったとはいえ、いろいろな側面で後悔を感じまず。
たとえば、なくなったことに対し、それほど悲しみを感じられなかったことです。
離れた場所にお墓があるので、今年の夏にはお墓参りがしたいと、そしていろいろ謝りたいと思っています。

今年の祖父の死後、何かを記しておきたいと思っていたけれども、
考えがまとまらず、結局なにも書けないでいました。
そして、こうして書いている今も結局何が言いたいのか、わかっているわけではありません。

いとこの子供がもうすぐ生まれます。
初ひ孫を祖母も楽しみにしているので、なんとか顔をみれたらなと思っています。

追記

これを書き終えた朝、先ほど、祖母は亡くなりました。

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