理屈はよく理解できていないのだが、プラスチックがなぜ軟らかいのかというと構成原子が整列できていない(つまり結晶化されていないということ)かららしく、原子を整列させることが出来ればプラスチックは硬くなるということらしい。
で、出来たんですって。広島大学さん。しかも簡単な工程(過冷却状態で融液を押しつぶす)を一つ増やすだけで出来たらしく、ということは普通のプラスチックよりもちょい高めの値段で売ることができるそうです。しかも不純物を入れることがないのでリサイクル可能。ただ、鉄よりもというのは同重量の鉄よりもという意味らしいです。
引っ張りに関して鉄鋼と同程度の強度にするためには2倍の厚みが必要。でもそのときの質量は4分の1ですむようです。うーん。厚みが2倍というのは小さいパーツには向かないかもしれないですね。車体につかう鋼板の代替品に使うことなどが想定されていて、とりあえず食品容器などで試すそうです。硬さが必要だけど軽いと良いものはたくさんあるから無限の応用が期待できそうですね。