少し前に、事業仕分け騒動で「光より速い通信技術」という発言がインターネット上で話題になりました。この発言に疑問を持った方の言い分は「光より速いものなんてあるわけないじゃん」ということらしいのですが、結論からいえばそれは誤解でしょう。ここで言っている「光」とは「フレッツ光」とか「auひかり」とかのことを指しているわけで、つまり「それらのサービスより速い通信技術」というわけです。
そう、インターネットはまだまだ速くなる余地があります。最近IBMワトソン研究所がゲルマニウム半導体を用いた超高速光受信機の開発に成功したそうです。これにより従来の通信速度を4倍に上げることが出来るとのことです。つまり、光回線は様々な箇所でインプット・アウトプットを繰り返していて、それらを行っている通信機器の性能がボトムネックになっているので、性能を上げることによって速度を上げられることになります。
しかし実際には通信はたくさんの場所を経由しているのでどこかでボトムネックがあれば恩恵は感じられないかもしれませんね。